近年AIの進化によって、こんなにも暮らしが良くなったという方々は大勢いらっしゃることでしょう。
一方で、AIによって生活が脅かされているという方々もいるかもしれません。
アダルトファンサイトの世界も例外ではありません。AIをうまく活用できればいいですが、規制の対象となる要因も数々露呈される現状があります。
今回、この記事では、アダルトファンサイトにとってAIのいい面、悪い面を解説していきます。
今後、AIは議論を続けていかなければならない問題です。クリエイターやファンの方々もその入口に立ち止まり、一度考えてみることはとても大事です。
生成AIとは何か

生成AIとは、学習したデータにもとづき、新しいコンテンツを作成するAIのことです。
生成AIは、まったく何もないところからコンテンツが生み出されるわけはでなく、あらかじめたくさんのデータが学習され、それらデータを駆使しコンテンツを生成することになります。
ChatGPTの場合であれば、ネット上に公開されているたくさんのデータを学習することからはじめ、文章を生成する作業をしていきます。
従来のAIであれば、学んだデータより、質問に沿い情報を探し提示するだけで、新しいコンテンツが生成されるわけではありません。
どちらのAIも、実際にはあらかじめ情報を学習する必要があり、指示された内容を分析し、答えるという意味合いでは同じです。違いは、答えの提示の仕方であり、生成AIの場合、学んだ情報から、文章、画像、アイデアのオリジナルコンテンツを作り提示します。
まるで、生成AIは人間的であり、比較すればAIは、単に機械的にサーチライトのようなものが在処を教えてくれているだけという感じもあります。
生成AIは、人間の知識や経験値に縛られることのない考えを創出することだって可能です。生成AIに複数のアイデアを考えさせ組み合わることも可能、より創造的なアイデアを抽出することができます。
生成AIを使うメリットって何?

近年、AI技術が発展したことによって、誰でもごく普通の方々が、精度の高いコンテンツを自動で生成することができるようになりました。
まさに、アダルトファンサイトでも多くのクリエイターが、生成AIを使って質の高いコンテンツを作ろうと考えるのではないでしょうか。
実際に、アダルトファンサイトの領域でもAIが活躍している現状があります。例えば、ファンサイトなどで提供される実写動画コンテンツでは、実在の人物の顔や身体が利用され生成AIにより魅力的動画が作成されることがあります。
生成AIが抱える問題 ディープフェイクについて
アダルトファンサイトの分野においてクリエイターの方々にこれほどまでに生成AIが注目されるようになったのは、誰もが安価に精度の高い動画・画像を生成できるようになって、ハードルが一気に下がったからでしょう。
しかし、生成AIは、いろいろ問題も抱えているため、利用する方々もいったん立ち止まりそれについて考える必要があります。
生成AIは、実際に存在する女性の顔や身体をもとにアダルト動画・画像を作成することができます。それが簡単にできたとしても、してしまうことでどのような問題が起きてしまうのか考えてみましょう。
それは、ディープフェイクの問題です。
ディープフェイクの違法性

完全生成型であれば、生成AIはほぼゼロからこの世に存在しない人物の性的動画・画像を作り出すことができるので問題はおこりにくいです。一方で近年ディープフェイクがマイナス面としてクローズアップされる機会がとても増えています。
ディープフェイクでは、実際に存在する他者の顔を他の身体に合成し性的な動画・画像を作成していきます。
動画として使用することを同意なしで行い、公開してしまうことでプライバシー侵害であったり、名誉毀損の問題に発展してしまうリスクが起こります。
「私は別に悪気はありませんでした」と言ってもあとのまつりです。逮捕されたり、多額の賠償請求を支払いしなければならない羽目になるかもしれません。
著作権法に違反しているかも

既存する動画・画像素材を学習させるとき、他者の著作物を無断で使用することで、著作権法違反が成立することがあります。
営利目的で著作権を侵害すれば、10年以下の拘禁刑または1,000万円以下の罰金、またはその併科となります。
著作権法は、特にAIコンテンツで稼ごうとしたとき悪質だと判断されやすいため注意が必要です。
名誉毀損罪に違反しているかも

特定の女性の顔を使用してアダルト動画を作成した場合、たとえ嘘の合成物だとしても、世間ではその女性がエッチなことをしていると見てしまうため、無断で使用された女性の社会的評価を著しく下げてしまうことになります。
このような事態に及べば、名誉毀損罪(刑法230条)が成立する可能性があります。
名誉毀損罪:3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金
わいせつ物頒布等罪に違反しているかも
この場合、実在しない女性であっても違法性が出てきますが。
生成AIの動画・画像も、わいせつだと判断されるモノを不特定多数に配布、販売、また公開すれば、わいせつ物頒布等罪(刑法第175条)が成立します。
創造上のコンテンツであったとしても、性行為が露骨に行われていると判断されれば、また、性器をあらわに表現すれば法律に抵触します。
2年以下の懲役または250万円以下の罰金、科料(1万円未満)、あるいは懲役と罰金の併科
AIを法律で裁くのは難しい……
AIとは新しくこの世に誕生したものであり、現存する法律は、AIを想定していないそれ以前のものです。
今のところ、AIによって生成されたコンテンツがどの程度の創作物であるのか、また、利用者、開発者、プラットフォーム、誰の責任かと言ったことまで明確な法的基準が存在している訳ではありません。
法整備がAI問題に追い付いていないため、生成AIのアダルトコンテンツをグレーとして規制対象から外してしまっていることもあり、逆に何が何でも生成AIは悪だと決めつけてしまう姿勢も見えたりします。
わかりづらいから取り合えず全部を禁止しようという姿勢は、アダルトファンサイトにおいても見ることができます。
本人の同意なしに映像を加工すること(ディープフェイク)を禁じるのは、比較的取り締まりやすいとも言えます。被害者は誰なのか、どのような害を被ったのかがある程度わかりやすいからです。
しかし、生成AIは、以下のような難しい問題も関わってきます。
スピーチ言語をAI加工
ある海外政治家のスピーチ映像があり、また、別バージョンがあります。
別バージョンで使用される言語は、ヒンディー語の方言の一つであるハリヤーナー語でした。彼はその言語を話すことができないためAIで生成しました。
なぜハリヤーナー語版も作ったのかと言えば、この言語がデリーの出稼ぎ労働者たちで使われているため、彼らの票を取り入れるため、彼らの言語で熱いメッセージを送ったのです。
メッセージを届けるのであれば、もとの映像に字幕を付けるというのが従来のあり方でしょう。それをあえて、本人がいかにも喋っているようにAI加工したのは、狙いとした出稼ぎ労働者たちに親近感を与えるためです。
本人自らが努力してハリヤーナー語を覚えるという方法もありますが、インドでは22以上もの言語が存在し、その言葉をマスターすることに生涯どれだけのメリットがあることやら。やはり、生成AIで作ることに大きなメリットがありそうです。
しかし、事実と違っているという意味合いでは、実際にこの政治家が使用できない言語でスピーチする内容は、フェイクです。
一方で誰かの評判をおとしめるような内容でもない訳ですが。メッセージの内容もオリジナルから変更されている訳ではありません。
それでも政治状況や世論に影響を与える可能性があれば、規制すべきという意見も出てくるでしょう。
生成AI規制の難しさのポイント
生成AI規制には、以下のような難しさがあります。
・検知する難しさ
生成AIで創られたものは実写と区別がつかないほど精巧であり、捜査側でも識別するのはなかなかハードルが高いです。
今後もっと精巧化されていくでしょうし、識別に時間がかかれば、それだけ事件を深刻化することになります。
・拡散スピードの速さ
生成AIは、ネット上で一回公開されれば、瞬間的に拡散され、削除しようと思ってもほとんど無理な状態です。
法整備が遅いと言わざるを得ないほど、既に拡散しまくっている状態とも言うます。
・対応のばらつき
利用者、開発者、プラットフォームそれぞれ、まだ何が良くて何が悪いのかもわかっていない状況でもあります。
また、それはAIなのだから何も法律に抵触しているわけではないということを主張する人もいるかもしれません。
生成AIは誰が、どこで、何をしたかあたりのことを特定することが難しく、対応の仕方がバラバラであるのが現実です。
法整備だけの問題でなく、プラットフォーム、開発者、利用者の三者が協力して認識を共有する必要があるでしょう。
日本の生成AIに対しての向き合い方
既に海外では、生成AIによるディープフェイクの作成などを犯罪とする法律が発効し、刑事罰の適用を開始しています。
日本においても、2023年頃からようやく生成AIについて議論がはじまっています。
- ディープフェイクを使用した動画・画像の規制強化
- 生成AIで合成した動画・画像を名誉毀損として明確に処罰する方向性
- 著作権法の見直し
- 生成AI倫理ガイドラインの策定
- 生成AI利用に関しての倫理・透明性ルールを提示
- AIが学習に使う素材データの取り扱いをめぐり、クリエイターの権利保護と技術発展の両立を模索
今後、このようなことが法的に明確化されていくことでしょう。
アダルトファンサイトのAIの受け止め方

アダルトファンサイトの運営側でも、生成AIについて真剣に考えていかなければなりません。
何が駄目で何を許していいのかをそれぞれが決めていくのではなく情報を共有しあう必要があります。
現在までの話をすれば、ファンコミュニティPixiv(ピクシブ)の運営局では生成AIについて、当面の間取り扱いを禁止する旨の発表を行いました。
それは、今までの生成AIを許容していた方針をがらりと転換させた形です。
また、同社はこのたびFANBOX(ファンボックス)についても、当面のあいだ、AIの禁止を発表しています。
現在FANBOXにおいて、生成AIのテクノロジーによって短期で大量に作られたコンテンツを販売することだけを目的として利用する人たちが急増し、それは本来目指しているサービスの業態とは違ってしまい、この事態をこのまま見過ごすことはできないと判断したとのことです。
そのような流れを汲んで、Fantia(ファンティア)などでも生成AIの禁止対応が取られています。
まさに、放置しておけばファンサイトは、生成AIの巣窟となりうる場所であり、やがて法的規制を受けるのも目に見えてわかることです。その前に、自身で規制を敷いたというところでしょうか。
Fantia(ファンティア)の場合
画像引用: Fantia(ファンティア)公式サイト
myfans(マイファンズ)の場合
画像引用: myfans(マイファンズ)公式サイト
このような感じで、生成AI禁止の方向へと方向転換しています。
個人的意見としては、ディープフェイクの問題は絶対にNGですが、全面的に生成AIを禁止するまででもないと思うのですが。そのあたりはどうなのでしょうか。
こんなところにもAIの技術が活かせる AIカメラの導入

当面、私達が警戒していかなければならないのは、名誉毀損罪や著作権法などに抵触してしまう可能性のあるディープフェイクについてです。
その問題をクリアできれば、もっとAIは健全な使用ができるのではないかという感じもします。
ディープフェイクではなく、生成AIは、以下のような使い方もされています。気軽な感じで、既に当たり前のように使用しているという方々も多いでしょう。
近年では、AIカメラ一つ使って、自分自身をより美しく魅せることがいくらでもできてしまうのです。
アダルトファンサイトのコンテンツでも、映像映りがいいほど、よりたくさんのファンを作ることができ、利益につなげることができます。
既に、プリクラで当たり前に利用しているという方々もいるかもしれないですよね。AIカメラは、リアルタイムでも加工でき、素顔に対しみなさんが自信をもってコンテンツ制作に入ることができます。
AIカメラでは、お肌のトーンを整えたり、目をキラキラ目にしたり、大きく見せたり、顔の輪郭だって調整することができます。
とにかく自信をもち動画撮影することができるから、自分の魅力もより以上引き出すことができるでしょう。
そこに存在する魅力は、AIのパワーだけでなく、あなたにもともと備わっている潜在的魅力でもあるのです。
さらに、クリエイターの方々にとって、AIカメラは身バレ防止にも大いに貢献してくれることでしょう。
フィルターを通し、顔の一部をボカすこともでき、髪のカラーを変えたりもでき、個人情報の漏洩リスクも軽減し、こちらでもより生き生きと自分の魅力をアピールすることができます。
Vivid Glam
Vivid Glam(ビビッドグラム) は、最新の AI テクを搭載したビューティー動画アプリです。ごく簡単な操作で瞬間に動画の美肌加工ができ、顔や身体のパーツだって細かく補正、著作権法の不安などなくSNS 映えする理想的自分に変身することができます。
肌補正したいと思えば「美肌」をクリック、動画をアップロードしてスライダを動かすだけです。
それだけで瞬間、美しいお肌に補正できてしまうのです。
顔それぞれのパーツも、目の大きさも目の間隔も、口の大きさも、眉の幅や、太さも、小鼻も、小顔も、額を狭くしたりすることも自在です。
体型補正機能も備わり、脚を長くすることも。ウエストを細くしたり、身体全体をスリムにしたり、楽しみながら調整することができます。
PowerDirector
PowerDirector(パワーディレクター)は、便利で面白い機能がたくさん搭載された動画編集アプリです。
日本語サポートありなので、はじめてでも安心して使用することができます。
調整バーを動かせば、肌補正や、美肌機能を簡単に使用することができます。
BeautyPlus
BeautyPlus(ビューティープラス)は、AI 動画・写真エディターです。動画美肌加工を行うことができ、気になるニキビやシミを簡単に消せ、歯を白くしたり、メイクアップを自在にこなすことができます。
また、AI アニメフィルターを使用することで、AI アバターを作ることができます。
ぼかしや背景除去などの加工機能も搭載されています。
AIカメラで起こりうる問題点とは何か
AIカメラは、別に他者の素材を使用することもありませんし、名誉毀損、著作権法に抵触することもなく、ごく安全なAI活用法ということができます。
ただし、まったく問題がないと言えば、そうでもありませんので以下で少し解説します。
リアルも同じでなければならない
ある美容外科クリニックの医師は、AIカメラに対して以下のようなことを懸念しています。
それは、若い人たちを中心として、実社会もAIカメラで作られた創造物と同じでなければならないと思い、結果、追い込まれてしまう人が増えているということです。
そのような人たちが、若いうちから「美容整形をしよう」という決断に至ってしまうことにもなると言います。
整形手術を受けて、AIカメラの顔通りの顔になりたいという願望はわからないではありませんが、ちょっと行き過ぎ、病的という感じもしない訳ではありません。
AIカメラ体験をして、女子たちは「実際に会ったら全然違うと言われることが怖い」という思いから、真剣に整形で顔を変えてしまえばいいという思いに至ってしまうようです。
一人二人の問題でもないので、事態は想像している以上深刻です。
はまりすぎてしまうことで、段々と技術にのめりこんで同時に自身の顔に嫌悪感を持ってしまうようになるらしいです。
美容整形することが悪とは一概には言うことはできないですが、自分が作った創造物に近付くために整形するなんてどこか非現実的です。
整形費用は決して安くはありませんし、お金があっても、すぐに決断してしまうのではなく周りの人に相談したり、もう一度立ち止まってよく考える必要があるでしょう。
ズレた美的感覚に支配されてしまう
実際に、AIカメラで作った顔はご自身の顔ではありません。しかし、満足できる美しい顔が作られれば、おのずとそちら側で出来上がった思いを優先させてしまうようになることがあります。
例えば、AIカメラで作られた顔に対してたくさんファンがつき、まるで女王様気分になれば、実際にちょっとお高い気持ちになってしまう人もいるでしょう。
現実社会で、「あなた、そんな安物の花ではなくもっと高い宝石をプレゼントしてよ……」ということにもなってしまうかもしれません。
AIカメラは、人を一つのサクセスストーリーに閉じ込めてしまい、永遠に現実に戻してくれないかもしれません。
それは、まさにサクセスストーリーではなく、フェイリャー(失敗)ストーリーです。
AIカメラに依存してしまう
アルコールとか、覚醒剤、コカイン……といったモノは、全部脳内ドーパミン系に作用し、依存したり、快感を生み出す仕組みです。
ギャンブルでも、脳内にドーパミンは大量に放出され、多幸感を感じたり、依存症になったりします。
さらにドーパミンは、みなさんが鏡で自分の顔を見たり、動画・写真で自分の顔を確認することでも分泌されます。
そのとき、顔にあまり変化がないと思えば、それほどの量が分泌される訳ではありません。 一方でAI加工したり、メイクをして魅力的な女性に変身すればたくさん分泌されることになります。
AI加工は自分に自信をつけるための前向きな行動だともとらえることもできますが、過剰に繰り返せば、依存症となることもあり、そのときどんどん加工もエスカレートしてしまうでしょう。
美容整形に至ってしまった女性の場合も、一度の整形でとどまらず何度も整形手術を繰り返すケースがあります。
それも脳内のドーパミンの分泌が関与している可能性があるようです。
整形による一時の満足感は、さらなる欲求を引き起こし、マイナスループを生み出すことになるでしょう。
詐欺罪にあたるかも?
行き過ぎたAI加工を施し、架空の人物像を作り上げ、ファンたちがそれを真実だと信じ込めば、それは欺罔行為にあたります。
そのファンたちから、金銭を頂戴することになれば、詐欺罪が成立してしまう可能性もない訳ではありません。
AIでの美肌補正アプリ程度の加工を行うのであれば、逮捕されてしまうかも……なんてことまで考える必要はないのかもしれませんが。
そもそも最初から、「私はAI加工しています」ということを堂々と告知していれば何の問題も起こらないはずです。
ただし。そのようなケースでも、アダルトファンサイト側で、全面的にAI禁止としていれば、発覚すればアカウント停止であったり、報酬の支払をしてもらえなかったりなどの罰則を受ける可能性は充分にあるので注意しましょう。
それぞれアダルトファンサイトによって対応は違います。全面的にAI使用を禁止するというプラットフォームもあり、ここからは推測ですが、AI補正程度のものはおおめに見て目をつぶっている業者もあるかと思います。
見方によれば、それは化粧や、プチ整形に近いものであるのですから。名誉毀損や著作権法にあたるディープフェイクとは別と考えることができます。
しかし、現在あまりにもディープフェイクに対しての風当たりが強いため、何が何でもAIは駄目という姿勢を取らざるを得ないと思っている業者もあります。
ファンの信用を失う
そして、AI加工が発覚すれば、ファンたちからの信用を失って、ファンであることを離脱されてしまうかもしれません。
最初から、この程度のAI補正がされているということを理解してそのクリエイターのファンになる分には何も問題ないですが、
そうでなければファンたちは、この美しい女性が実際にどこかで生活していると思ってしまうものです。
「今頃あの子は何をしているんだろう……」と考えるときだって、頭に浮かんでいるのは、AI補正された美貌の方です。
アダルトファンサイトのコンテンツってそのようなものだという先入観が出来上がっていればいいのですが、そうでなければ、すんなり嘘を信じ込んでしまうでしょう。
悪く言えば、AI補正は、嘘です。ただし、そのような言い方をすれば、女性が化粧をすることだって、嘘を作り出すことです。嘘も方便という言い方もあるので、嘘をつくにしても上手に嘘をついて欲しいですね。
AI補正程度のものであれば、タイミングを見つけて「私、ちょっとAIで目をパッチリさせているの……」程度のことは言ってもいいのかもしれません。
わいせつ物頒布等罪が成立する可能性
もう一度言いますが。AIで作った動画・画像でも、わいせつなモノを不特定多数の人に配布や販売、公開した場合わいせつ物頒布等罪が成立する可能性があります。
わいせつ物頒布等罪は、実在する人物かどうかは関係なく、性行為や性器を露骨に描写すれば罰則を受けます。
AIで変身してしまえば、ちょっと大胆な気持ちも出てきてしまうかもしれません。
しかし、生成AIの架空人物のポルノだと判断されても、ごまかしは効かず刑事罰を受ける可能性は充分にあります。
2024年には実際に生成AIのわいせつ画像をSNSで販売した人がわいせつ物頒布等で逮捕されています。実在する人物がいるか否かの問題ではなく、その内容がわいせつか否かの問題です。
また、自分の顔を小さくさせてみたり、お化粧をしたり、目を大きく見せたりする行為で誰かと瓜二つになってしまえば、また法的に問題が出てくるかもしれません。
メール送信に生成AIを活用する

こちらもとりあえずは、法律やアダルトファンサイトの利用規約に抵触しない生成AIの正しい使い方だと思います。
それはファンの方々へ送信するメッセージに生成AIを活用することです。
AIが気持ちのこもったメールを一緒に考えてくれることでしょう。
ファンに送信するメッセージもいちいち考えていれば、時間ばかり割かれてしまうことでしょう。コピペしたメッセージでは、全然愛情がこもっていないことがバレてしまうでしょうし。こんなときこそAIを効果的に活用したいものです。
ChatGPTやClaude、これらのAIツールでも、ファンの趣味や年齢にマッチしたメール文であったり、季節やイベントに合わせた話題、返信したくなるような魅力的な文章を作成することができます。
それでも、生成AIを使用してメールを作成していることを知れば、ファンはいい気持ちはしないでしょう。
ただし。実際のところ、AIで作ったメールかどうかを判別するのは、とても難しいことです。特に、単に生成AI任せにしてしまうのではなく、プラスα自分らしさを加えて簡単に調整したものであれば、ほぼわからないと見ていいでしょう。
文章を書くことが苦手
アイデアが枯渇している
……という方々は、積極的に生成AI活用するといいでしょう。
ファンの方々に、このメールひょっとしたら生成AIかもと思われないために、
- AIメッセージに自身の言葉を混ぜる
- 絵文字や顔文字を使用する
- 完璧な文体は若干崩す
のような工夫を行ってみましょう。
また、
- どんな女の子が好きですか?
- いつもお休みは何をしていますか?
- 今後着て欲しい衣装は……?
などの簡単な質問形式にするとメッセージのやりとりが続きます。
まとめ
生成AIについてはまだまだ法的結論が出ている訳ではなく、これからいろいろ変化も出てくることでしょう。
現状、アダルトファンサイトで生成AI禁止だとすれば、そのルールには従う以外方法はありません。アダルトファンサイトでは、生成AIに対して対応が厳しくなりつつあるのも事実です。
それはほぼディープフェイクの問題であり、簡単なAI補正にまで及んでしまうのかは解釈がわかれるところです。
AIアプリも多く出回り、自分の顔をちょっと小さくさせてみたり、お化粧をしたり、目を大きく見せたりする行為も頻繁に行われています。
そこで、何もかも生成AIに悪のレッテルを貼り付けることはあまりにもおおざっぱな判断であるかもしれません。
意見は分かれるところですが。取り合えず、現在、クリエイターの方々が注意をしなければならないのは、ディープフェイクであり、わいせつ物頒布等罪です。
せっかく作ったコンテンツが、名誉毀損罪や著作権法などに抵触しないように呉々もご注意ください。
AIは、今まで存在しなかったとても素晴らしい技術であるのも事実です。いま、突然現れたAIに対してどう対応していいか迷っているのが、プラットフォームの立ち位置であるのかもしれません。対応を急かされた結果、当面のAI全面禁止です。
AIにはいい面も一杯あるので、ぜひ今後、すべての人に対してメリットの大きな対応をして欲しいものです。




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